2016年12月31日土曜日

年の瀬の大掃除!

2016年。
リボンズには、新しい場所『清澄白河』での展示会、たくさんのお客様との出会い、思いがけないお仕事、いろいろな出来事がありました。
わたしたちが作った帽子がお客様に愛されているだろうか、オーダーはお気に召していただけただろうか、などと思いを馳せつつ、今は2017年春夏の帽子の製作に入っているのです…が。
 年の瀬の今、大事にしている木型のクリーニングやパターンの整理に追われています💦


 今年、本当にお世話になった木型の一部です。帽子を固めるための糊が付着しているものはきれいに洗い、汚れを落として陰干ししています。いつも酷使してごめんね。ありがとう!という気持ちで。


 ひとつ前の記事では、レディスの木型を ご紹介しましたので、今回はメンズの木型をちょっぴりご紹介。最近手に入れたアンティーク。高さのある『ポークパイ』です。
シンプルだけど頭の収まりが良さそうな、い〜い曲線。広いつばでマカロニ・ウェスタンスタイルもよし、オールアップの狭いつばでミュージシャン好みのカジュアルなポークパイハットも素敵!イメージが広がります。

 ひとつひとつ、棚に片付けながら、夏の帽子のプランを考える。そんな年の瀬なのでした。( ´∀`)
 来年春夏もまた清澄白河で展示会を予定しています、日にちや新しいテーマなど、またお知らせしていきますね!

 2016年、たくさんのエールをありがとうございました!
 2017年も皆様に楽しんでいただける帽子を作っていこうとワクワクしています!
 よろしくお願いします!



Double Ribbon website

2016年12月18日日曜日

木型の魅力

帽子の作り方にはおもに2通りあります。
型紙を作って布を裁断し、それを縫い合わせて作るものと
帽体(ぼうたい)と言われる材料・・・フェルトやパナマを
木型に入れて形をつくるもの。

ダブルリボンは、布の帽子も作っていますが
どちらかというと型入れの帽子の種類がいつも多くなります。
たぶん二人とも、型入れの帽子が好きなんだと思います。
そして、木型が好きなんだと思います♪

なんとも言えない美しい曲線、
被り心地の良さを生み出す頭に優しくフィットする丸み、
昔から時代を超えて愛され続ける形

それらは、美しい木型があってこそ。

今日は、変わった形の木型をご紹介します。
組み木の木型です。


こんな風にいくつものパーツに分かれて作られていて、
組むとひとつの形になるのです。
下の写真が組んだところ。




この木型で作った帽子が、下の3つ。
同じ木型からできているんですよ。
曲線の美しさにご注目!


 


次の組み木の木型も、変わった形です。
愛情をこめて、ダイオウグソクムシくんと呼んでます♪


 
この木型をひとひねりして作ったのが、下のウェディング用のヘッドドレスです。
 
 
 このカーブや丸みは、職人さんが生み出す美しいフォルムがあってこそ。
そんな木型を愛してやまないリボンズです。

でも、昨今木型の入手は非常に困難。
作りたい形をすべて木型にすることはできないので、木型に代わるものを自分たちで作る、ということも帽子を作る人たちは自らやっております。

私達もそれぞれ得意な方法で型をつくりますが、そのたびに職人さんの作った木型の偉大さを痛感します。
木型の新品を購入することはめずらしく、長く使われた木型を譲っていただいたりすることが多いです。受け継がれて私達の手元にやってきてくれた木型。
複雑な形のものほど入手が難しく、作れる職人さんも減っているということで、道具を大事に使っていくことをいつも心がけています。

次の展示会のときには、こうした道具たちもみなさまに見て頂けたらいいな、と思っております。
(k)







2016年12月10日土曜日

オーダーメードの品々

あっという間に今年もあと2週間ほどでクリスマス☆
この前まで、清澄白河の展示会のことで
頭がいっぱいだったリボンズですが、
ふと眺めれば、街はクリスマスイルミネーションでキラキラしてます。


清澄白河でご注文いただいたお帽子たち。
ジングルベルが聞こえてくる前に1日でも早くお届けしたい!
そして、冬の冷たい風をお帽子と一緒に楽しんでいただきたい、
そんな気持ちで作る毎日です。


お客様がお好みの形を選ばれて、
色や素材をご自分のセンスでコーディネートされて
ご注文くださいます。
出来上がりを想像しながら、目の前にないものをオーダーする・・・上級編ですね。

それをお受けする私達も
「この組み合わせ、すっごくいいですね~♪」っと
ご相談をお受けしながら、眼からウロコなことがしばしばあります。


このお帽子もそんなご注文のひとつ。
どこにもない、世界で一つのお帽子です。
冬の澄んだ空気のなかで、この帽子を被ったお客様が
キラキラと輝きますように☆
お嫁に出したばかりの逸品です。


色を変えて、ご自分のワードローブに合わせて作るだけでも
自分スタイルになじみやすいかと思います。
着慣れた色、取り入れやすい色で
気に入った形の帽子をオーダーしていただくと
活躍の幅も広がるかもしれません。
何より、お客様ご自身のお肌写りが良い色を選んでいただけると
それが「似合う」の第一歩なのかもしれません。


リボンズのお母様世代の方が選ばれたのが
ワインレッドの帽体でのご注文。

冬はどうしてもお洋服のコーディネートが
黒やグレーなどで重くなりがち。

そんなときこそ、お顔に一番近い帽子は
明るい色、お肌が美しく見える色、
そんな色を選んでいただくのもおすすめです。

オーダーメイドは、出来上がりが見えない分、
勇気がいりますし、少々敷居が高いですが
お帽子に慣れてきたお客様!
次回は色を変えてみる、なんてところから
楽しんでみていただけたらうれしいです。

(k)
 
 
 
 
 

2016年11月14日月曜日

ありがとうございました!

約半月間の「Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale」
途中で風邪を引いたり、売り切れた商品を補充制作したりと、慌ただしくも充実した清澄白河2回めの展示販売。おかげさまで無事終了いたしました!


天候も不安定。暑い日も、驚くような寒い日も、雨の日もあり。そんな中いらしてくださったお客様には感謝しかありません。
また、夏の展示でDouble Ribbonを知って秋冬ものを見に来てくださった方、初期の展示会から久しぶりに顔を見せくださったお客様、お友達と一緒にいらしてくださる方…ああ、続けてきて良かった!ご縁が切れずに、また、新しくつながっていく喜びを感じた今回の展示会でした。

みなさまから新しい帽子のヒントもたくさんいただきました。よりお応えできる帽子づくりに励んでいこうと思います。
どうもありがとうございました!


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2016年11月12日土曜日

今週末が最終日です

清澄白河での展示会「Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale」
今週末が最終となりました。
夏の終わりのような暑い日に驚く10月の終わりから、突然師走の寒さになったり。この半月ですっかり秋から冬ですね!
「おしゃれもいいけど防寒もね!」というお客様も増えました。


今回もたくさんの出会いがありました。新しいことも起こりそう!
いつもミラクルな出会いがある清澄白河です。


そして、嬉しかったのは「いつものお客様」が秋の帽子をたのしみにいらしてくださったこと!素敵なオーダーをくださる方も多く、腕のふるいがいがあります。仕様をお客様と決めていくのもわたしたちの楽しみのひとつです。

最後の二日間はお天気にも恵まれそう!
さあ!最後の土日を楽しみたいと思います。(t)




Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale
10/28(金)〜11/13(日) ※火曜定休



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2016年10月21日金曜日

あと一週間です!

清澄白河での展示会「Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale」
開催まで残りあと一週間となりました。
間際になって、突然デザイン変更したくなったり、素材の変更があったり…。いつも通りジタバタしながらのラストスパートです。


ご連絡先をいただいている皆様はもうお手元に届いているかと思います。
今回のDMです。秋らしく、でもちょっと元気が出るカラーにしてみました。
当日はギャラリー前にこの看板を出しています。
秋の清澄庭園もしっとりとして、散策も楽しいことでしょう。ちょっぴり遠出して深まる秋を楽しみながら、ついでにふらっと立ち寄ってみませんか?


Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale
10/28(金)〜11/13(日) ※火曜定休 

毎週末、金・土・日、11/3の祝日に在廊しております。
平日にいらっしゃる方はどうぞ、facebookページのメッセンジャーにご連絡下さいませ。
お会い出来るのを楽しみにしています!(t)

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2016年10月10日月曜日

秋のDouble Ribbon展

東京もだいぶ秋らしく、涼しい?いえ、冷たい風が吹くようになりました。
秋冬のおしゃれが待ち遠しい方、いらっしゃるのではないでしょうか。

夏も、明るい陽射しと青い海や空が素敵ですが
おしゃれと言えば、やっぱり私は秋でしょうか・・・
汗もかかないですし(笑)

リボンズは、秋冬のDouble Ribbon展に向けて
準備に余念がありません。



DMのデザインを決めたり、作品のテーマをすり合わせたり・・・
そういう時間もとっても楽しい時間です。

夏から季節が移って秋から冬の入り口は、ウールなどの素材感が
とっても新鮮で、選ぶのも楽しいもの。
ベルベットなどのしっとりした素材もこれから大活躍です。

そんな素材の組み合わせを楽しみながらベレー帽を作っています。


ツィードも大好きな素材。
どれを選ぶかいつも売場で迷ってしまう。


ざっくりとしていて、ふんわりとやわらかい、そしてとってもあたたかい。
こんな大人のベレー帽をぜひお試しになっていただきたいです。

このベレー、どのお客様がお試しくださるのかしら・・・
と皆様のお顔を思い浮かべながら、
リボンズも2度目の清澄白川「楽庵」さんでの展示が
楽しみでなりません。

2016年10月3日月曜日

古い帽子が教えてくれること

清澄白河での展示会「Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale」
あとひと月を切りました。
リボンズ絶賛(?)制作の日々です。

Double Ribbonらしいクラシカルベースな帽子、でも今年らしさをプラスして、おしゃれが楽しくなる帽子…暑い夏の間思いを巡らせてデザイン計画したはずなのに、作り進めるうちに迷いが生まれることもあります。
お仕事でも、勉強でも、子育てでも、どんな場面でも。何かを決めるとき、直前になって「これで良いんだろうか…」と思うこと、きっとあるでしょう。そんな時はやはり先達の声に耳を傾けたい。傾けたいですよね。教えて!先輩!


そんなわけで、久しぶりに骨董市にやってきました。
いろんな骨董がバランス良く集まっている、有楽町フォーラムの「大江戸骨董市」です。先達…つまり、アンティークの帽子からなにか答えを出したかったのです。


カジュアルな生活用品をメインに、品数を絞ってセレクトショップのようなディスプレイ。こんなおしゃれなショップさんが増えましたね。
靴や帽子、衣類もコンディションの良いものが多く「骨董店」がちょっと苦手な方でも気軽に楽しめます。私もあちこちのお店でメンズレディース問わず古い帽子を見せてもらいました。そして…


じゃん。
購入してしまいました。 ビンテージボルサリーノ。なかなかの美品です。
さあ、何か答えは見つかった?迷いは晴れた?


いいえ。見つかりません。

でも、この古い帽子を矯めつ眇めつ眺めて(糸をほどいて中も見て)いると、細かい技術だけでなく、いろんなことを伝えてくれます。

ここには写真はありませんが、ミッドセンチュリー以前の女性の帽子も何点か見せてもらいました。デザインの面白さ、古いウールの素材の良さ、ふんだんに使われる羽根、表に響かない裏の始末、なんて美しい。作りてのドヤ顔が浮かぶようです。

古い帽子から学ぶことは、人が人のために、できる技術を全部出していいものを作ろうとする心意気、みたいなものでしょうか。
『私の帽子素敵でしょ!』と満面の笑みで展示会を迎えたい。当たり前のことのようですが、あらためてそんなメッセージを貰ったような気がします。



有楽町から丸の内に向かう途中にオッドアイのシロクマちゃん。彫刻家三沢厚彦さんの作品です。可愛い!これ見に行きたい!





Double Ribbon Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale
10/28〜11/13 です。

場所は春夏の展示でもお世話になった、清澄白河の「ギャラリー楽庵」さん。
ドヤ顔で初日を迎えられるように、がんばりますよ〜。(t)

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2016年9月19日月曜日

秋冬の素材がすきです・・・

9月、まだまだ蒸し暑さが残っていて、台風も多いし・・・
まだまだ秋らしいしっとりしたムードにはなりませんが、
リボンズは、秋冬のお帽子を準備中。


秋のアイテムって、いろいろ遊べるのでトリミングも楽しく広がっていきます。

 
 

女性が好きなモコモコとか、ふわふわとか・・・

素材も色もぐんと幅広くて、選ぶのにも時間がかかって。
とっても気に入ったと思って買って帰り、自宅で帽子を作ってみるとちょっと仕上がりのイメージが違って、また買いに行ったり(笑)
まだまだ詰めが甘いなぁ・・・と、思いながら再び出掛ける仕入れの旅。



その分、イメージした通りの帽子が出来上がったときの喜びはひとしおです。
あのお客様に被っていただいたいなぁ、とお顔を思い浮かべながら
ミシンの前でニヤニヤしているリボンズなのでした。

また次の仕上がりもご報告します!
どうぞお楽しみに♪


2016年9月8日木曜日

10月 Double Ribbon展のお知らせ

まだまだ暑い日が続いています。
でも、もう夏とは違う日差しの角度にちょっと寂しい気持ちになったり、秋冬もののファッションにウキウキしたり。

そう、Double Ribbonも秋冬ものの準備をしています。
今日は秋冬の展示会「Double Ribbon 秋冬展」のお知らせです。


夏の暑い時期から、見た目もあったか〜いウールフェルトの型入れ…冬の寒さをイメージしながら制作してます。


こちらは型出し中のハット。作って、かぶって外出して、かぶりの深さやツバの広さを精査中です。こういう帽子はデザイナーの私物になりますね(笑)



期間は 10/28〜11/13
場所は春夏の展示でもお世話になった、清澄白河の「ギャラリー楽庵」さん。
今回はどんな出会いがあるんだろう…わくわくしながら製作中です。乞うご期待!(t)



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2016年8月10日水曜日

ハロー!ポール・スミス!

ポール・スミスが青山に出来た時の興奮を覚えている世代、と言うと年齢もバレバレですが…。
今を去ることウン十年前、青山のポール・スミス日本一号店に行った時の興奮を忘れることは出来ません。それまではセレクトショップでしか見られなかったポール・スミスが専門店を日本に!沸き立つ当時のファッショニスタたち!

伝統的な英国スタイル、なのに、ポップで、トリッキーで、キャッチーで!ひとことで言うと、「なあああんてカッコイイんだろう!」この素敵なスーツを着ることができる男の子たちが本当に羨ましかったものです。当時の私にとってポール・スミスは憧れと諦めのお洋服でした。

そんな ポールスミス展「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」に先週行ってまいりました。



ポール・スミスといえばピンク!


イメージをふくらませるたくさんのフォトや絵画が壁いっぱいに飾られています。圧倒されるほどの数です。


最初の展示会はホテルの一室だったそうです。
実際の大きさでポップに再現したコーナー。
ポール・スミスがブランドを立ち上げるまでのストーリーは見ていてワクワクでした。情熱、野心、創造力、そして出会い。まるでドラマのよう。


若き日のポール・スミス。
内装のほとんどを自分で作ったノッティンガムのショップで。


こちらは現在のオフィスを模したコーナー。好んで使うモチーフのウサギをマットに。


 コラボ ミニ。細部やアクセサリーもカッコイイ。コラボ商品もたくさん展示してあります。


直筆のデザイン画。


そして、こちらは、スーツの裏地!これこれ、こういうところですよ!なんて素敵な配色。 レディースも含む近年の作品、今年のコレクションも見ることが出来ます。
会場内は全て撮影可能。好きなシーンを切り取っておうちで見ることが出来ます!良いカメラを持って行かなかったことを後悔しました。

展示のあちこちにあるQRコードを読み取ると、俳優、松田翔太さんの声で案内を聞くことが出来ます。利用される方、スマホは充電たっぷりで行きましょう。


 東京会場
会期:2016年7月27日(水)〜8月23日(火)
会場:上野の森美術館


名古屋会場
会期:2016年9月11日(日)〜10月16日(日)
会場:松坂屋美術館

ポールスミス展「HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」公式サイト 



はい、これが噂の入場者全員にプレゼント、なヘッドフォン。やっぱりピンク!



ただいまDouble Ribbonは「八ヶ岳マルシェ」に出店中です。
(詳細はひとつ前のブログをご覧ください)
夏休みに避暑にいらっしゃる方、ピーマン通りでぜひお声掛け下さいね!(t)

リゾナーレ八ヶ岳イベントページ




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