2016年2月28日日曜日

5月 Double Ribbon展のお知らせ

もう2月も終わり・・・3月に入ると、気持ちが春に向かうのは私達だけでしょうか。

今日はDouble Ribbonの春夏展のお知らせをちょっとだけ。
5月13日~5月29日まで、清澄白川の「楽庵」さんで展示会を開くこととなりました。

楽庵   http://www.kiyosumi-01.com/rakuan1.html


5月の爽やかな風が吹くころ、明るい陽射しのおともにピッタリな帽子を
たくさんご用意してお待ちしています。


今回、初めてとなる清澄白川「楽庵」さんで、今までより長めの開催です。
デザイナー兼職人?の二人もただいま鋭意制作中です!

またときどき制作の様子などをお知らせしていきます。
どうぞお楽しみに。

2016年2月23日火曜日

映画 キングスマン〜ブローグでなくオックスフォード〜


「キック・アス」の監督×原作コンビが作った英国スパイ映画!
もう、もう…私の夢がかたちになった、と言っても過言でない映画です。コリン・ファースのスーツに眼鏡だけでごはんが三杯くらいイケそうですよ。もぐもぐ。


ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー「キングスマン」。しかし、その実態はどの国にも属さず難事件を解決するスパイ組織「キングスマン」の拠点なのである!くう、カッコイイ。
実際撮影に使われたのもサヴィル・ロウにある老舗「HUNTSMAN」。コリン・ファースのスーツが007のようなミニマルなデザインでなく重みのあるスタイルなのもイイ!とてもイイ!


 手練スパイのハリーが無職のワーキングクラスの青年エグジ―に才能を見出し、一流のスパイに育てる。成長と世代交代の物語。
映画のなかで使われる秘密の合言葉は「ブローグでなくオックスフォード」
なんて洒落てるの!穴飾りのないオックスフォードを。(多分プレーントゥかストレートチップ)スパイの足元は華美ではいけないのですね。靴はGeorge Cleverley。


ワーキングクラスの若者たちの着ているのは、フレッドペリーやロンズデール、そしてアディダス。(ナイキじゃないんだ )アメリカとはちょっと違う感じ。

ちなみに、穴飾り(ブローグ)が入るとこんな感じ↑

腕時計はブレモン

テーラーの裁断台の上。細かい!


小物のひとつひとつにとっても凝っています。美術も素晴らしい。


帽子屋的に嬉しい場面はココ!
敵役のサミュエルL・ジャクソンが盛装のために、James Lock & Coでトップ・ハットをご購入です。(劇中ではLock & Coと変更されています)

James Lock & Co, Hattersの創業は1676年。300年以上の歴史を誇る英国王室御用達ブランド。世界最古の帽子屋と言われています。ボウラー・ハットを始めて作ったことでも有名です。 いつか訪れたい聖地です。


James Lock & Coではコーク・ハットと呼ばれるボウラー・ハット。
Double Ribbonでも色やデザインを少しづつ変えて作っています。男性にも女性にも楽しくかぶれる春夏素材でお目見えします。お楽しみに!(t)






2016年2月17日水曜日

昭和30年代の女性と帽子


昭和30年代。
ズバリ、ミッチー・ブームの頃の私の母です。身内の贔屓目も入っていますが、なかなかの美人さんです。この写真ではよくわかりませんが、ピルボックスをかぶっていますね。ピルボックス帽、と言われてもピンと来ないかもしれませんがこんな感じです。(トーク帽、カクテル帽などの呼び名もあります)


全身写真がありました。なんて昭和な感じのポージングでしょうか。(笑)
この頃のスーツやおめかし服は全てテーラーメイド。今とは外出着の感覚がまったく違います。そしてきちんとした場所や旅行に行く時などはピルボックス・ハットをかぶっていたそうです。ファッションのお手本は映画から。『ローマの休日は映画館で何度も観たわあ』なんて言う時の母はちょっと可愛いです。

昭和のカジュアルスタイル。こ、これは、真知子巻き!

可愛らしい少女にボンネット。うーん、テッパン。


 こんな資料を見つけました。(ぜひ、拡大してご覧ください)美智子様のかぶる帽子も当時の女の子たちの憧れだったんでしょうね。


この頃にタイムスリップして、昭和30年代女子のお洋服や帽子を見てみたい!
きっと道路は舗装されて無くて埃っぽいだろうし、街はごみごみしているだろうし……でもテーラーメイドのスーツを着たお嬢さんたちがおめかしの時は素敵な帽子をかぶっていたり、男の人は中折帽をかぶっているんです。ああ〜、そんな帽子文化カムバック!

…今日は小津安二郎の映画見よう。(t)


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2016年2月10日水曜日

映画 Love & Mercy


ビーチ・ボーイズはお好きでしょうか?
彼らの全盛期は1960年代。アメリカ西海岸の青い海、ビキニの娘、サーフィン、自動車…明るくて、ハッピーで、ごきげんで。うん、でも、ちょっと大衆的すぎない?


そんなふうに私にとって遠い音楽だったビーチ・ボーイズですが、この一枚が私の持つイメージをガラッと変えてしまいました。 言うまでもなく、世界中の音楽ファンが最良のポップサウンドとして評価しています。繊細で不思議で美しいサウンドです。
ビーチ・ボーイズのリーダーであり、ほとんどの楽曲を 担当していたブライアン・ウィルソン。「Love & Mercy」は彼の心の闇とそこから開放されるまでの物語です。


ブライアンの20代役を演じるポール・ダノが素晴らしい!写真や資料でしか見たことなかったレコーディング風景、有名なシーンが動いて喋ってる、歌ってる!鳥肌!


やはり、どんな映画でも帽子をチェックしてしまいます。
この映画では「かたき役」ポジションに描かれているマイク・ラブです。ざっくり言うと、「天才肌で音楽オタク」のブライアンの対局にいた人ですね。リア充でオシャレなマイク・ラブ。帽子がこなれてていい感じなんです。ちょっと、本人よりイケメンな気がしますが…


映画でもこのハンチングが使われていました。さり気ないけどすごくいいかたち。色のチョイスもいい!


画像が見つけられなかったのですが、レコーディングでかぶっていたこんな感じのフェイクファーのバケットハット。半袖シャツにファー帽子なのに違和感なく、むしろオシャレ。



さて、コチラはDouble Ribbonのフェイクファーバケットハットです。
シンプルなかたちですが、素材でまったく表情が変わるのが楽しくて作るのもかぶるのも大好きです。日本の夏ではこれに半袖、というわけにはいかないんだろうなあー。(t)


ペット・サウンズアルバム再現ライブ4月ですよ!もう楽しみで楽しみで。

『BRIAN WILSON 50 Anniversary of“PET SOUNDS”JAPAN TOUR』



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2016年2月4日木曜日

ボタン好きです!


私の周りには、いろいろな「〇〇好き」の友人がたくさんいます。
布好き、着物好き、巻き物好き、・・・もちろん帽子好きも・・・

私は上のどれにも当てはまりますが(笑)、ボタン好きでもあります。

帽子のトリミングとして、
ハットピンのアクセントとして、などなど
用途は色々ですが、
かわいいボタンに出会うと、立ち止まらずにはいられません。



スズランのような花のデザインのもの、マーガレットのようなデザインのもの、
どちらもフランスのもので、一つしかありません。

もうずいぶん前に買ったのですが、
使うことができなくて、
箱に入ったまま、使われる時を待っています。


このグリーンのボタンは、オランダのもの。
こちらはいくつかありますが、
結局これも使えないでいます。

いくつ持っているかなんて、きっとあんまり関係なくて
どれも大事すぎて使えないのです。


時々、ボタンの入った箱を開けてみては
ニンマリとして幸せな気持ちになる・・・


それが〇〇好きに共通な心境かもしれないですね。(k)



2016年2月2日火曜日

帽子箱の魅惑


帽子好きにとって、帽子の丸箱って特別な存在・・・じゃないでしょうか
丸箱にサテンのリボンがかかったあのエレガントな姿!
クローゼットに一つ、あの箱があるだけでレディな気持ちになれる、パワフルな存在だと思うのです。
シンプルな丸箱しか知らなかった私ですが、数年前にこんな箱に出会いました。
アメリカでアンティークを扱っている知人から譲ってもらったものです。



箱の側面に色々なスタイルの帽子が描かれていて、
それを見ているだけでも楽しくなります。
アメリカ開拓時代の映画を思い出すようなものや
見たことのないスタイルのもの、
名前を知らなかった帽子なども、これを見て知ったり、
ちょっとした図鑑のようです。



箱だけでなく、このグリーンのキャリーバッグも少々古いですが帽子専用。
中に帽子を納めて、バッグのように持ち運べます。




内側はピンクのサテン地が張ってあり、鏡も付いていて、
女性のおしゃれ心をくすぐりますね。
こんな帽子周り小物達。
出会うと、素通りできないのが帽子好きの弱点ですね。(k)


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