清澄白河での展示会「Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale」
あとひと月を切りました。
リボンズ絶賛(?)制作の日々です。
Double Ribbonらしいクラシカルベースな帽子、でも今年らしさをプラスして、おしゃれが楽しくなる帽子…暑い夏の間思いを巡らせてデザイン計画したはずなのに、作り進めるうちに迷いが生まれることもあります。
お仕事でも、勉強でも、子育てでも、どんな場面でも。何かを決めるとき、直前になって「これで良いんだろうか…」と思うこと、きっとあるでしょう。そんな時はやはり先達の声に耳を傾けたい。傾けたいですよね。教えて!先輩!
そんなわけで、久しぶりに骨董市にやってきました。
いろんな骨董がバランス良く集まっている、有楽町フォーラムの「
大江戸骨董市」です。先達…つまり、アンティークの帽子からなにか答えを出したかったのです。
カジュアルな生活用品をメインに、品数を絞ってセレクトショップのようなディスプレイ。こんなおしゃれなショップさんが増えましたね。
靴や帽子、衣類もコンディションの良いものが多く「骨董店」がちょっと苦手な方でも気軽に楽しめます。私もあちこちのお店でメンズレディース問わず古い帽子を見せてもらいました。そして…
じゃん。
購入してしまいました。 ビンテージボルサリーノ。なかなかの美品です。
さあ、何か答えは見つかった?迷いは晴れた?
いいえ。見つかりません。
でも、この古い帽子を矯めつ眇めつ眺めて(糸をほどいて中も見て)いると、細かい技術だけでなく、いろんなことを伝えてくれます。
ここには写真はありませんが、ミッドセンチュリー以前の女性の帽子も何点か見せてもらいました。デザインの面白さ、古いウールの素材の良さ、ふんだんに使われる羽根、表に響かない裏の始末、なんて美しい。作りてのドヤ顔が浮かぶようです。
古い帽子から学ぶことは、人が人のために、できる技術を全部出していいものを作ろうとする心意気、みたいなものでしょうか。
『私の帽子素敵でしょ!』と満面の笑みで展示会を迎えたい。当たり前のことのようですが、あらためてそんなメッセージを貰ったような気がします。
有楽町から丸の内に向かう途中にオッドアイのシロクマちゃん。彫刻家三沢厚彦さんの作品です。可愛い!
これ見に行きたい!
Double Ribbon Autumn/Winter 2016 Exhibition & Sale
10/28〜11/13 です。
場所は春夏の展示でもお世話になった、清澄白河の「ギャラリー楽庵」さん。
ドヤ顔で初日を迎えられるように、がんばりますよ〜。(t)
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